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なぜフィリピン女性なのか|結婚相手としてフィリピン女性が最適である理由

日本人に馴染みやすい国民性

フィリピンには、現代の日本人が失ってしまった大家族主義や助け合いの精神に満ちた自治体・共同体、感情の豊かさが強く息づいており、家族や近隣の人々との交流を大切にする国民性には、私たちが忘れかけている古き良き時代、昭和30~40年代の日本を見るような懐かしさを憶えます。

フィリピンは日本と同じ島国

フィリピン共和国は7,107の島々から構成される多島海国家で、大別すると、ルソン島、ビサヤ諸島、ミンダナオ島の三つに分けることができます。地方別には1首都圏(NCR=Metro Manilaマニラ首都圏)、1自治区(CARコルディリェラ行政地域)、14地方(REGION)、自治区政府(ARMMムスリム・ミンダナオ自治区)に分けられています。

地方自治体としては、州(Province)、高度市街化都市(Highly Urbanized City)、独立都市(Independent Component City)に分かれ、州の下には市(Component City)、町(Municipality)に分かれ、それぞれに最小行政区としてバランガイ(Barangay)という区分になっています。

国土面積や人口も、それほど日本と変わらない

フィリピンの国土面積は29万9千4百4平米、日本の国土面積の約79%(日本37万7千9百72平米)の大きさです。人口は1億6百46万9千7百79人(世界12位/2018年6月統計)で、日本の1億2千6百67万人(世界11位/2017年統計)に次ぐ人口となっています。

人口増加率や平均年齢は大きく違う!

2018年6月現在までの人口増加率では、年+1.5~1.7%で推移しており、ほぼ横ばい/減少である日本から見ると驚異的な増加率です。

平均年齢は23歳弱と非常に若い国家で、日本の平均年齢46歳強の約半分となっています。一方平均寿命では、女性69歳強、男性65歳強となっており、日本の女性87歳強、男性80歳強の数値を大きく下回っています。このことからフィリピンの人口統計を横グラフで表すと、きれいなピラミッド型になるため、日本とは真逆の若年者層国家であることが分かります。

フィリピンは本当に危険な国なのか?

一般にメディアなどで報じられているような危険性は、ほとんどありません。ロドリゴ・ドゥテルテ氏が大統領になってから、ブログやSNSも含め日本のメディアは面白おかしくニュースにしていることが多くなりましたが、普通の生活をしている居住者にとっては、全く身近に起こっている出来事ではありません。日本人旅行者などが危険と遭遇しているとすれば、それはその日本人が好んで、そういった誰もが危険だと考える場所に行っているからなのです。云わば自業自得であって、それをフィリピンが危険な国と結論づけてしまうのは非常に短絡的な思考です。

自殺、孤独死、餓死がなく、社会的弱者ファーストの国

日本では日常茶飯事に起きている身内同士の事件、子供が親を、親が子供を、友達が友達など、家族が親族を殺める、いじめ、DV、おやじ狩り、ホームレス殺人などといった事件は、フィリピンではほとんどありません。そういう観点から言えば、フィリピン人は日本人や米国人よりも安全な国民なのです。敬虔なカトリック信者が占める国であるが故、自殺などは以ての外、家族主義であるが故、孤独死という言葉も存在せず、また他人であっても食べ物に困っていれば助け合う国民性から、餓死もありません。かつての日本がそうであったように、人情豊かな家族主義であり、未知の人にも極めて親切で、他人との円滑な人間関係を維持する志向が強いのが特色です。また女性、子供、高齢者、障がい者、妊婦など、社会的弱者を最優先するルールが社会や日常生活に根付いています。

フィリピン人との国際結婚を成功させるために理解し努力すべきこととは?

フィリピン人との国際結婚の定義

日本は単一民族がその殆どを占める特殊な国家ですので、外国との関わりを何でも【国際】とつける傾向があります。しかし多民族国家が多い英語圏の国ではこの言葉自体非常に違和感があります。外国人との婚姻が少しも珍しくないフィリピンでもそれは同じです。国際結婚とは、当事者の異なる国家の法制度要件を満たした上で、当事者の両国に於いて合法的に承認された婚姻という定義になります。

日本全体の婚姻数が減少しているため、フィリピン人との国際結婚数も減少していますが、依然として相手国籍では中国に次いで2番目に多く、年間3,000組以上で推移しています。中国は古代から日本と関わりの深い国であるため、国際結婚数も当然ながら多いのですが、そういった関わりの深い隣国を除けば、国際結婚数はフィリピンがナンバーワンです。日系人の多さなども含め日本人の国際結婚相手として、総合的にフィリピン人が最適であるという証左でもあります。

フィリピンの婚姻方式

フィリピンでの婚姻はカトリック教会による宗教婚か民事婚の儀式婚が一般的です。経済的理由や相手が離婚歴がある、異なる宗教や無宗教である場合は、教会での宗教婚は困難ですので民事婚の中の儀式婚となるのがほとんどです。従って日本人がフィリピンにおいて結婚式を行う場合は、然るべき場所で婚姻儀式の執行権限がある人物によって行われます。婚姻後は日本の役所に婚姻の報告的届出を行います。

日本に在住するフィリピン人と結婚した場合は役所に婚姻届を提出する民事婚の中の届出婚になりますが、本国にも届け出る必要がありますので駐日フィリピン大使館・領事館においてその手続きを行います。この場合戸籍謄本や婚姻受理証明書、婚姻届記載事項証明書などの提出の他に、駐日フィリピン大使館・領事館書式の婚姻届や宣誓供述書などに婚姻した両当事者が署名を行うので、これは相手方国の在外公館において結婚する外交婚と同じ方式になります。

一方どのような経緯で結婚するにしても、日本においては婚姻は届出だけで簡単に成立します。いわゆる民事婚の中の届出婚です。世界から見ればこれは特殊な婚姻方法です。日本では神前式や教会式などで結婚式を行いその前後に婚姻届出をするのが一般的ですが、これは宗教婚とは全く関係がありません。民事婚の中のイベント付き届出婚と言うべきかもしれませんが、日本で認められている婚姻方式は「届出婚」の一種類に過ぎないのです。このことを勘違いされている方が多いようです。商業主義に踊らされているだけのハロウィン、クリスマス、バレンタイン、ニューイヤーカウントダウンなどと同じと考えて下さい。日本人はその宗教に対する敬虔さの度合いで分類すれば、ほとんどの人は無宗教になるのですが、外国では日本人=仏教徒と考えられていることが多いということも付け加えておきます。

コミュニケーションの重要性

フィリピン人は言語習得能力に優れているため、英語やフィリピン語(タガログ語)ができない日本人は、ほぼ100%の方がフィリピン人配偶者が習得した日本語に依存しています。一方私たちが普段何の苦労もなく話している日本語は、日本以外の国では使われていない本当に特殊な言語なのです。「日本で生活をするのであれば日本語を学べ」という考えは当然のことではありますが、自分の配偶者が外国人であれば、相互理解をより深めていくためには日本人も歩み寄らなければなりません。国際結婚で一番苦労することは、言語の違いによるコミュニケーション不足が挙げられます。フィリピン人は半年から1年も日本で生活をすれば、日常で困らない程度の日本語はすぐに話せるようになります。しかしフィリピン人の日本語に依存しているだけでは、十分な相互理解はできません。日本語は非常に成熟し且つ進化している世界でも特殊な言語ですので、日本人同士であっても勘違いや聞き手の受け取り方などによって、こちらが言いたいことも上手く伝わらないことが少なくありません。相手が外国人であれば尚更です。現在では様々な翻訳や辞書のアプリを使ってスマホでコミュニケーションがとれる時代です。小さな行き違いから大きなトラブルに発展しないためにも、先ず日本人側が相互理解を深める努力を怠らないことです。

慣習・文化・日常生活にまで深く根付いている宗教

フィリピン人の約85%はカトリック信者と云われていますが、日本人の信仰心を基準にして、単純に考えてしまうと理解することに繋がりません。フィリピンの場合は、親、配偶者、子供、兄弟姉妹と毎日曜日に連れ立って礼拝に出かける習慣があります。カトリック教会は国民にとって絶対的な存在であり、政治や司法にまで大きな影響力を持っています。日本人がカトリックに改宗する必要はありませんが、子供には洗礼を受けさせたいと考えるフィリピン人は少なくありません。特に初めての出産の場合、フィリピンで出産し子供が洗礼を受けるまで里帰りしたいという人もいます。日本人の信仰心のスタンダードでは決して推し量ることができないほど、彼らの信仰心はセンシティヴなのです。

常に家族に寄り添う優しい心

フィリピン人は家族を大切にすることはよく知られたことですが、それは日本人であっても同じです。しかしそういった気持を表す習慣の違いを理解しておかなければなりません。フィリピン人は家族や親族の誕生日には例え何歳であろうと、ホームパーティーや外食などでバースデーケーキを用意しバースデーソングを全員で歌って祝います。クリスマスなどカトリックに基づいたものは、日本と違って家族のためにあるものです。フィリピンを良く知る方は、大家族で明るく楽しく寄り添って生活する様子を見ると、本当に心底から暖かい気持ちになれると言います。フィリピン人と結婚した日本人も、その大切な「家族」の一員になるのです。日々自分の家族を大切にしている人は、義理の家族たちからも愛される存在になることでしょう。そういった国際社会に適合していくことを、誇らしく感じていただきたいものです。

家族への送金

フィリピンは世界でも有数の海外労働者が多い国家で、統計上だけでも1,000万人のOFWと呼ばれる海外労働者がおり、米国、カナダ、英国、ドイツ、シンガポール、香港、日本、サウジアラビア、UAE、カタールといった国々から本国に送金をしており、その総額は月平均で2,700億円を超える膨大な金額に及んでいます。日本人と結婚し日本に居住しているフィリピン人は、約20万人とも言われていますが、当然このフィリピン人の方たちも本国の家族に送金をしています。家族への送金・仕送りというと、ネガティヴなイメージを持つ日本人は多いですが、もし日本人の方がフィリピン人の送金を支援するのが厳しい場合、フィリピン人は自らパートなどの仕事をして送金をすることを望みます。こういった考え方を共有し理解を深めていただくことは重要ですので、当社での十二分なコンサルティングを受けられることをお奨めいたします。

フィリピン人に対する愛情表現

フィリピン人は純朴で素直、明るく優しい、大らかな国民性を持っています。日本人は比較的に愛情表現が苦手な国民性ですが、フィリピン人に限らず外国人がストレートな感情を表す国民性であることは周知の事実です。フィリピン人は配偶者や家族に対する愛情表現が非常に豊かで、言葉だけでなくスキンシップも大切にしいます。会った時や別れ際に公衆の面前であっても、軽くキスをすることは誰でも恥ずかしいことかもしれませんが、フィリピン人にとっては家族や友人にも行う宗教に基づいた当然の儀式なのですので、拒絶するようなことは絶対にせず受け入れなければなりません。

日常生活の心得

フィリピン人は、話好きなので友人を招いたりしてホームパーティーを開くことが少なくありません。日本人の方が、同じ地域に住むフィリピン人と結婚している家族などを招くことは、フィリピン人配偶者に喜ばれます。積極的に楽しむ気持ちが大切です。フィリピン料理、日本料理におもてなしの精神を盛り込んだパーティーを開いてみましょう。

フィリピン人の多くはカトリック信者ですので、日曜日には家族で教会のミサに出かける習慣があります。日本でも英語のミサを行っている教会は数多くあります。毎週日曜日には多くのフィリピン人が集まり、触れ合う時間を過ごすコミュニティになっています。普段母国語を話す機会の少ないフィリピン人にとっては、日常のストレスを解消する場でもあります。折角フィリピン人と結婚したのですから、必ず一緒に教会に行きましょう。毎週必ずでなくとも、またミサに参加せずとも終わるまで1時間以内ですので、外で待っていても十分です。そこで様子を観察していれば、彼らがとても楽しい時間を過ごしていることが分かってきます。日本人の方も多くのフィリピン人と触れ合うことによって、より夫婦の相互理解も深まっていくことでしょう。

また挨拶程度はタガログ語を覚えて使ってみましょう。タガログ語はローマ字の発音が基本なので、日本人にとっては英語よりも覚えやすいという方もいます。日本人の方がタガログ語に興味を持って勉強している姿勢を示せば、フィリピン人の方たちは大いに感激して、よりフレンドリーに接してくれるようになります。